Fedora Core4は比較的最近(とはいっても既に5の話も聞こえている)のディストリビューションなので、現在最新のマザーボードのチップセットに対応しているようです。オンボードのLAN機能にもRRALTEC製のチップでギカイーサネット対応というのがほとんどですが、これも問題なく認識してしまうほどです。
認識しないとインストールができません。既に稼動してるマシンでカーネルにドライバを組み込んで再構築したものを使いインストールCDを作り直すなどという、やりたくない作業になるわけです。(実際そこまでしたことはないですけど・・・笑)
ともかく、何も問題なくインストールできたわけです。
ですが、インストールできたOSに問題になる点があったのです・・・
Fedora Core4の日本語対応は一歩進んでいて、すべてUTF-8で扱います。これが現時点では問題になるのです。すなわち、4で動作するパッケージはすべてUTF-8でリコンパイルされているわけですよね。(漢字コードに関係ないものは別にしてですが、少ないですね)
現在までは、EUC-JP対応していて、出力のエンコードだけSJISにしたりSJISを内部エンコードでEUC-JPにして対応していたので問題ないわけです。Webでも、文字セットの指定をEUC_JPで出すのが礼儀ですから、ほとんどのブラウザもそれを元にコードを切り替えるので問題ないのですね。
ですが、内部コードをUTF-8にすると、内部エンコードが完璧にはいかない様で、WebのApacheやPHP、MySQLなどでの、設定でUTF-8のデフォルト設定との間で問題を起すようです。推測ですが。
したがって、PHPのスクリプトなどで、EUC_JPの文字コードを含むものをもってきて、php.iniの設定でmbstring関連の指定で、エンコード、デコードの指定を工夫してもどうしても文字化けをしてしまうわけです。
おまけに、PHP5が標準ですからねぇ。これを安定しているPHP4にダウングレードするのも不安を感じます。依存する全てのモジュールで入れ替えないとどんな副作用があるか解りません。
結局、構築したいWebシステムで現行のスクリプトでは英語サイトでもない限り問題だらけになるわけですね。スクリプトを全て組みなおすという手もあるのですがそれでは公開がいつになるかもわからなくなり、サーバー構築する意味もなくなるので。笑
結局、文字コードがEUC_JPで、PHP4の最新版にアップグレードするFedora Core3に入れなおすことになるのです。
Fedora Core4を予定の方で、PHP5で組みなおすと言う方で、漢字コードも最初からUTF-8だけで行くという方は(漢字FEPがUTF-8を出力するので)、別に問題ないのかもしれませんよ。
既にある例えばCMSやブログが、UTF-8に完全対応している場合も大丈夫かもしれませんね。
それ以外の方は、Fedora Core3にしましょう。でも最新マザーだとインストールが大変ですね。
そんな予感をいだきつつ、FC3のインストールへ・・・
笑8-)
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