どうやら、AMDはインテルを相手に訴訟を始めるようですね。
その内容というのは、インテルが市場を独占しているというもの。
確かに、2002年まではマイクロソフトの収益がインテルを押さえ上に出ていたのですよね。
ですが、マイクロソフトの独禁疑惑とオープンソースの競合ソフトウエアの台頭などの要因で、現時点でインテルとマイクロソフトの収益は逆転しました。
Appleとインテルの蜜月も始まり、ますますマイクロソフトの収益は減るのではないかと言われているのはその為ですね。
AMDも独自の技術でインテルとの互換路線を出し、成功を収めつつあるものの、やはりインテルに頭を押さえられているわけです。
日本を手始めに、公取の内部調査が行われ、世界中のインテル現地法人が勧告を受け始めています。
そういうタイミングでAMDが訴訟を起こすのは、不思議と言えば不思議なんですが、ある意味ベストのタイミングでもあるわけです。
もともと、CPU(MPU)の基礎は当時の日本の計算機の企業であるビジコンの嶋さんが、計算機の回路をプログラムできるようにワンチップLSIに納めようとして創られたものが基礎なのです。
たまたま、当時小さかったインテルのメンバーも参加しての話です。
その後ビジコンは倒産し、4ビット〜8ビットのCPUの権利も当時の日本の企業が見向きもしなかったことから、インテルへわたることになったのでした。
そのとき日本の企業が買っていたら・・・いまごろインテルもAMDもないかもしれませんね。なんだか、感慨深い・・・笑
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