おそらく、筋金入りの
Mac ファンの方々はBeOSをご存知だと思います。
かく言う私も、いまでは博物館入り?笑の
QuadraG(まだCPUが
MC68020 だった頃です)では動かないので、非常に残念だったことを思い出しました。
BeOSは、PowerPCとなってもマルチタスクOSではなかった頃に、社内でOS開発を担当していた後のBeの創始者(名前はぱっと思い出せませんが・・)が、マルチタスク・マルチCPUを実現でき、当時からマルチメディアの性能では画期的なOSを創ったものの、アップルでは実現できず、結局Be社を立ち上げたのでした。その後、ジョブスの復帰でMacはジョブスのNEXTStepの取り込みを始め現在のOSXになり、Unixの色が濃いものになっています。
BeOSは当初、
PowerPC だけでしたが、マルチCPU構成を取れるXENON・Pentium系列になってインテル版BeOSが出されたのでした。
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私がBeOSを始めて触ったのは、このインテル版になってからでしたが、当時Windows98でしたから、同じマシンでBeOSのビデオやオーディオ性能のデモを見て同じマシンかと疑ったものでした。しかもシングルCPUでそうでしたから。どれくらい違いがあったかといえば、MSのメディアプレーヤーでひとつのビデオファイル再生がやっとだった状態で、BeOSは別々のビデオを4種同時に、しかももたつきなど一切なく再生できたのでした。
ではなぜBeOSが消えていく運命だったかといえば、結局ソフトウエアハウスから有名なブランドが出なかったからですね。例えば、アドビのPhotoShopなどです。
プログラミングはかなり容易な利点はあったものの、結局Beファンがフリーのソフトウエアを出す程度でしたからねぇ。しかし、市販品レベルのものですけど。一般うけできないと生き残るのは難しいのですね。
結局BeはOSをあきらめ、情報家電の組み込みソフト開発に以降するのですが、こちらにはTRONという巨人もいましたから、BeOSなどは早期にヨーロッパのζ;ツェータに買われることになったわけです。ζOSは中身はBeOS(V5改)とほぼ同じだということです。
情報家電関連もうまく行かず、Be社もなくなることになったのですが、その後OSの開発スタッフの手により生まれ変わることになったようです。
その名も、HAIKU(俳句?)というOSです。
もしかして、日本通なのかしらん?!
興味のある方は、公式HPをごらんになりませんか?
HAIKU:
http://haiku-os.org/learn.php
興味のある方は上のURLからダウのロードできますので、どうぞ。
(現在、マニュアル・リソース類など)
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